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治療薬の知識
塩酸ジフェンヒドラミン
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【一般名】
ベルガモット油
コールタール
塩酸ジフェンヒドラミン
アミノ安息香酸エチル
いちぢくの葉の抽出物
いちょうの葉の抽出物
ヘキサクロロフェン
2−メルカプトベンゾチアゾール
l−メントール
ローズ油
サリチル酸
スルフイソキサゾール
ウルシオール
組成
塩酸ジフェンヒドラミン5%:
販売名 組成 組成
販売名 成分・含量(1g中) 添加物
(基剤)
パッチテスト試薬
塩酸ジフェンヒドラミン5% (日局)塩酸ジフェンヒドラミン
50mg含有 白色ワセリン
添加物
白色ワセリン
性状
塩酸ジフェンヒドラミン5%:
販売名 製剤の性状
パッチテスト試薬
塩酸ジフェンヒドラミン5% 白色の軟膏で,においはほとんどない。
外用:軟膏剤
貯法:室温保存
効能又は効果
アレルギー性皮膚疾患のアレルゲンの確認
用法及び用量
本品の少量を適当な布等に塗布し,皮膚面に2日間貼付し,剥がしてから30分から1時間後及び1日後に反応を以下の基準により判定する。
なお,必要に応じて3〜5日後にも同様に判定する。
− 反応なし
?+ 弱い紅斑
+ 紅斑+浸潤+ときに丘疹
++ 紅斑+浸潤+丘疹+小水疱
+++ 大水疱
重要な基本的注意
1.皮膚炎が急性期にある場合には,皮膚炎の増悪,汎発化をきたすことがあり,また皮膚の反応性が高まっているため非特異的反応を起こしやすいのでパッチテストは行わないこと。
2.皮膚炎のある部位にはパッチテストを行わないこと。
3.パッチテストを行う2日前より副腎皮質ホルモンの内服又は注射を原則として避けること。
4.夏期に48時間貼付した場合,非特異的反応が起こることがあるので注意すること。1)
副作用発現状況の概要
(頻度不明)2)
その他の副作用
1.皮膚:そう痒,刺激反応,陽性反応の持続,色素沈着,色素脱失,皮膚炎の再燃,皮疹,膿疱,感染等を起こすおそれがある。
2.その他:感作されるおそれがある。
妊婦,産婦,授乳婦等への投与
妊婦又は妊娠している可能性がある婦人には,診断上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。]
適用上の注意
パッチテスト施行時の注意:
(1).貼付部位は肩胛間部(脊椎を避けた両側)及び上肢屈側が最適である。
(2).塩化第二水銀はアルミニウム製チャンバーを用いた際刺激による偽陽性が,また塩化亜鉛ではアルミニウム製及びプラスチック製チャンバーを用いた際刺激による偽陽性の報告があり,パッチテスト施行の際には注意すること。3)
(3).パッチテスト施行中は入浴及び過激な運動を避けさせること。
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